チーム方針に従わない言動があったとして二軍に懲罰降格させられたDeNA・中村紀洋内野手(40)が14日のイースタン・リーグ日本ハム戦(横須賀)で実戦復帰した。

「3番・一塁」でスタメンに名を連ねた中村は、初回一死一塁で迎えた第1打席で相手先発の斎藤佑樹(25)がカウント2ボール1ストライクから投じた136キロの直球をジャストミートしたが、結果は三直。

 一塁走者の桑原は盗塁を試みなかった。

 この日は左大腿二頭筋肉離れからの復帰を目指すトニ・ブランコ内野手(33)も「4番・DH」で実戦復帰。先発も「番長」こと三浦大輔(40)が務めるなど、おおよそ二軍戦とは思えない豪華メンバーの共演となった。

 4回無死一塁で迎えた第2打席は、フルカウントからの変化球を強振したが、左飛に倒れた。

 この時の一塁走者・桑原はフルカウントからスタートを切ったものの、それまでは動かなかった。

 中村は2012年7月20日に行われたオールスター第1戦(京セラ)で、2回に斎藤から逆転2ランを放ってMVPに輝いているが、5回一死一、二塁で迎えた第3打席は5―4―3の併殺で追加点のチャンスを生かせなかった。6回の守備からベンチに退いた。