“不慮のアクシデント”とはいえないアンダーソン負傷

2014年05月14日 16時00分

走塁で足を痛め途中交代となったアンダーソン(右から2人目)

 巨人が恐れていた事態が起きた。4―6で敗れた13日のヤクルト戦(いわき)で、両足に不安を抱えながら強行出場を続けていたレスリー・アンダーソン外野手(32)が右太ももを痛め、負傷交代。14日、一軍登録を抹消された。

 1点を追う7回一死一塁、遊撃内野安打を放ったアンダーソンは一塁を駆け抜けると、その場に倒れ込んだ。自力で立ち上がれず、スタッフに抱えられながらベンチに下がった。今季のアンダーソンはここまで打率3割7分、31打点でチーム2冠。一時は4番も任され、神がかった活躍を見せた。登録抹消はチームにとって大きな痛手となる。

  だが今回の負傷は“不慮のアクシデント”とはいえない。現場では「いつか壊れる」と予見されており、それはアンダーソンの真面目すぎる性格に原因があった。入団時からナインの間でも「練習中から全力でやりすぎる。あれでは体が持たない」と心配されていた。

  さらに母国キューバの英雄・セペダの巨人入団も、アンダーソンの“暴走”に拍車をかけた。セペダに対し「僕が勝っているところは一つもない」と話すなど、真面目なアンダーソンは偉大な先輩とプレーすることになり“恥ずかしいプレーはできない”という意識が強くなったようだ。

 ブレーキをかけることを知らない助っ人は、この日の試合前も足を引きずりながら通常の練習をこなした。これだけの成績を残しているのだから、患部のことを考え、少々手を抜いてもよさそうなものだったが…。