不振の梵が劇弾!冴え渡る広島・野村監督の眼力

2014年05月14日 16時00分

サヨナラ本塁打を放ち、野村監督(右)に抱きしめられる梵

<広島2-1阪神(13日)>セ・リーグ首位の広島が阪神に劇的サヨナラ勝ち。貯金を再び12とし、2位・巨人に3ゲーム差をつけた。延長12回に梵英心内野手(33)が、今季2本目のサヨナラ本塁打。「与えられた場所で結果を残せるように、と思っていた。(最近は)結果が出ていなかったので、できることをしっかりやろうと思った」と言って喜びを爆発させた。

 

 同時にチーム内からは「打った梵も素晴らしいが、梵を使った監督のひらめきもすごい。冴えているよ」など、野村謙二郎監督(47)の“眼力”にうなる声が続出している。三塁のレギュラーだった堂林がケガで離脱してからは、相手先発が右投手の時は左打者の田中をスタメンで使ったが、右腕・藤浪が相手だったにもかかわらず、この日は、試合前まで打率2割1分5厘と絶不調だった梵を「1番、三塁」で起用。これが当たったからだ。

 

 当初は、この用兵に首をひねる声の方が多かった。打撃の調子が上がっていないだけでなく、梵は本職の遊撃の守備にこだわりを持つ男だけに「三塁を守らせるのは本人の気持ちとして大丈夫だろうか…」とチーム関係者は心配したほど。梵の活躍は、そんなすべてのモヤモヤを吹き飛ばし、さらに「監督はすごい」となったわけだ。

 

「一番調子を上げてほしい人が、いいところで打ってくれた」と笑顔で話した野村監督。この1勝で赤ヘルの勢いはさらに増しそうだ。