松田 お祭り男の本領発揮 決勝3ラン

2014年05月12日 09時00分

6回、西武先発の菊池から勝ち越しの10号3ランを放った松田

 ソフトバンクは11日、西武戦(ヤフオク)に7―1で快勝し、2連勝。2回に先制されたものの4回に追いつくと、6回には松田が勝利への流れを作る10号3ラン。この日、スタンドを埋めた2万8450人の女性ファンの黄色い声援を受け、鷹のお祭り男のバットがさく裂した。先発したウルフも4勝目を挙げて貯金は今季最多の11。2位オリックスが敗れたため、ゲーム差も2となった。

 この日の試合は「タカガールデー」。スタンドにはピンク色のユニホームを来た女性ファンであふれていた。その中で、鷹のお祭り男・松田が本領を発揮した。

 1―1で迎えた6回無死一、二塁。このチャンスに相手先発・菊池の直球を狙い澄ましたようにとらえ、力強く振り抜いた。打球は天井近くまで高々と上がり、そのまま左翼席に突き刺さった。「ギリギリだったが感触はあったので、入ってくれて良かった」。松田は握り拳を突きあげながらダイヤモンドを一周した。

 前打席の反省から生まれた一発だった。4回の2打席目。無死満塁の絶好機にインコースの直球を打ち損じ、三ゴロに倒れた。「久々にインコースの真っすぐだけで抑えられた」と悔しがったが、すぐに気持ちを切り替えられるのが松田の持ち味だ。

 6回の攻撃前の円陣で藤井、藤本両打撃コーチから「真っすぐでいこう」と改めて指示され、松田は狙いを再設定。「140キロで設定していたのを、148キロに設定し直した。狙いを少し早めました」。これが菊池の切れのある直球に見事にマッチした。

 この日、グラウンドでは、乳がんの早期検診などを呼びかける「ピンクリボン運動」に賛同してピンク地に白いリボンが描かれた一、二、三塁ベースとネクストバッターズサークルが使用された。ピンクは今季の松田の“勝負カラー”だ。そんな中で本塁打のタイトル争いでは3位に浮上。「前の打者もみんな調子がいいので、僕も置いていかれないように、という気持ちでやっている」とうなずいた。

 先発したウルフは2回に西武・中村に本塁打を許したが、その後は0点で抑えて7回を1失点。チームトップの今季4勝目を挙げた。エース・摂津は離脱した者の、その穴は残った全員で埋めていく。「母の日には花を贈りましたよ。何の花かは秘密です。色はピンクです」と親孝行も忘れない松田は選手会長として、これからもチームをけん引していく。