ノリ恩師が語る懲罰騒動の核心

2014年05月11日 11時00分


 中村は近鉄時代、伊勢コーチにID野球の基礎を叩き込まれ、同コーチによれば「優等生やった」という。では、悪いのはDeNAベンチということなのか。


 伊勢コーチ:いや、悪いのはノリや。自分で「こうしたほうがベスト」だと思っても、やり方というものがある。コーチにグチを言うべきではなかったし、自分の腹に収めておくべきだった。言うのだとしたら、中畑監督に直接「ああいう場面はボクの長打に期待してくださいよ~」と冗談めかして言うのが一番だった。人を介すと言葉が屈折して伝わってしまうことがあるし、監督にとっても扱いにくい選手になってしまう。

 

 では今後、一軍復帰があったとしても中畑監督との関係を修復することは可能なのだろうか。そして中村が気をつけなければならないことは何なのか。


 伊勢コーチ:ノリは地獄を見ている男。その分、チームの役に立ちたい、試合に出たい、勝ちたいという思いは強いものを持っている。だが、あいつはその思いをバカ正直に口に出しすぎる。だから周りに「何とかかばってやりたい」という人が少ないのだろう。そうした人を周りに作ることが大事で、それはあいつの不徳の致すところ。だからこの前球場で会った時も「あまり余計なこと言わんと頑張れ」と言ったんだ。私がそばにいたら、ああいうふうにはさせなかった。


 中村は球団の垣根を越えた恩師の言葉をどう聞くか。信じてくれる師匠のためにも“トラブルメーカー”のレッテルを貼られたまま、バットを置くわけにはいかない。