阪神―巨人戦(甲子園)の7回裏、アクシデントが起きた。巨人3点リードで登板した2番手の西村が一死一、二塁と危機を招いたところで、ベンチは交代を決断。原監督が審判の近くに歩み寄った。だが何やら長話をして様子がおかしい。スタンドは「何が起こったのか」と騒然となった。

 実はこのとき、巨人ベンチとブルペンをつなぐ内線電話が故障して連絡が取れなくなったため、審判に説明していたという。試合後に問題の場面を振り返った原監督は「(電話の)ご機嫌が悪かった。(久保の)準備はできていたんだけど…」と苦笑い。橋上打撃コーチらがブルペンに快足を飛ばして連絡を取り合い、なんとか無事に久保にスイッチ。事なきを得た。