福井も復活ならず…「早大ビッグ3」はOBも嘆く惨状

2014年05月11日 11時00分

5回、雄平(左)に本塁打を浴びる福井

 今季初登板は期待外れの結果に終わった。プロ4年目の広島・福井優也(26)が7日のヤクルト戦(神宮)に今季初先発したが、5回6失点で敗戦投手。初回にいきなり5安打を浴び、3失点するなど終始不安定な内容だった。不調の野村が二軍に降格したため、巡ってきたチャンスを生かせず「次があるなら頑張ります」と言葉を絞り出したが、野村監督は次の登板機会について怒気交じりに「ないです!」とばっさりだ。

 

 早大出身、2010年のドラフト会議で1位指名されて広島入りした福井は11年のルーキーイヤーこそ8勝をマークして大器の片鱗をのぞかせたが、12年は2勝止まり。昨季は0勝と2年目以降はパッとしない。そんな迷える福井には、赤ヘル指揮官だけでなく、早大野球部OBからも厳しい声が出ている。

 

 福井同様、10年ドラフトで1位指名され、プロ入りした早大出身の日本ハム・斎藤、西武・大石も不調や故障によってスランプから抜け出せず、二軍暮らし。かつて“早大三羽ガラス”と称された3人がプロで本領を発揮できない現状に試合前、早大OBからは「福井が復活すれば斎藤や大石にも相乗効果を与えてくれるかもしれない」と期待する声が出た。それだけに、この日の結果にはがっくりなのだ。

 

「このままだと“早大OBの投手はプロで大成しない”という定説が、プロの世界にインプットされてしまうかもしれない」と、ある早大OBは悲壮感さえ漂わせる。一から出直しの福井は自分のため、カープのため、さらには母校のためにも、ここから這い上がらなければならない。