出塁率5割!西武・中村「あとは落ちるだけ」?

2014年05月07日 16時00分

 西武の主砲・中村剛也内野手(30)が、数字以上の存在感を発揮している。6日の楽天戦(西武ドーム)では逆転2点適時打を放って4―1の勝利に貢献したが、注目すべきは四球の多さだ。今季は左脇腹痛などで出遅れ一軍昇格は4月25日のソフトバンク戦だったが、ここまで11試合に出場して13四球と荒稼ぎ。打率2割9分ながら、出塁率は5割1分1厘と驚異の数字をキープしている。

 

 決して万全の状態ではない。中村自身は「全身バリバリ、元気です」と冗談めかし、伊原監督が「まだ(一軍の)ゲームに出始めて10試合そこそこ。下半身が相当疲れているから故障につながらないように」と慎重に指名打者での起用を続けているのも、チーム事情から走れない、守れない調整不足のまま一軍に緊急昇格させた不安があるからだ。

 

 中村は周囲に「(状態の)ピークは過ぎた。あとは落ちていくだけ」と下半身に貯金のない状態を告白しているが、相手バッテリーにすればその看板こそが警戒の対象。中村の状態は二の次に、45打席中13打席で相手が勝手に勝負を避けてくれているのだ。

 

「そこそこボールは見えてるから四球が多いなと思いながら打席に立っている」という中村の名を相手が恐れてくれているうちに、チーム打率2割2分6厘の打線をどう立て直すかが、西武浮上の鍵となりそうだ。