ソフト松田 3戦連発9号奪首弾

2014年05月05日 09時00分

スタンドにサインボールを投げる松田

 杜の都・仙台で“鷹のお祭り男”が本領発揮だ。ソフトバンク松田が4日、楽天戦で、2回に3戦連続となる9号先制ソロ。この日は4回に二塁打、6回には中前打で猛打賞をマークし、好調ぶりを猛アピールした。投げては先発のウルフが7回2安打無失点の快投。8回以降は五十嵐―岡島―サファテとつないで虎の子の1点を守り抜いた。オリックスが敗れたため、ソフトバンクは4月25日以来の首位に返り咲いた。

 2回、先頭で打席に入った松田は、相手先発辛島を相手に6球粘ると、7球目に低めに来た118キロのスライダーをうまくすくい上げた。打球は仙台の空に高々と舞い上がると、左翼席へ一直線に飛び込んだ。試合の流れをつかむ一発に「追い込まれたけど何とか食らいついていけた。5月に入りイメージした打球になっている。これからもすべての試合に勝つつもりで、1試合1試合、1打席1打席、臨みたい」と笑顔を浮かべた。松田の3戦連続アーチは昨年7月30日~8月1日以来、自身3度目だ。

 松田はこれで3試合連続でアーチを放った。また2打席目には二塁打、3打席目にも中前打で猛打賞をマーク。サイクル安打の快挙は逃したものの、好調ぶりを存分にアピールした。好調の要因の一つは、打席の中で行う「足踏み」だ。動きをつけて球を待つのは「“静”から“動”だと(始動が)遅れたりする」からだという。

 投げては先発のウルフが7回を2安打無失点、5奪三振。威力のある直球とカットボールを巧みに使い、楽天打線に凡打の山を築かせた。8回を五十嵐、岡島で繋ぐと9回は守護神サファテがジョーンズ、銀次と連続三振に切ってとり、虎の子の1点を守り抜いた。3勝目をマークしたウルフは「細川さんがうまくリードしてくれた」と“女房役”への感謝の言葉を口にした。

 前日3日の対戦は、そこまで5連勝中だった中田が打たれ、終盤1点差まで追い上げながら敗れた。さらにこの日負けていたら、悪い流れにどっぷりとはまってしまうところだった。秋山監督は「勝ったからいいんだよ。勝つことが大事なんだよ」とうなずいた。

 3回以降は得点できない苦しい展開ならも昨年の日本一チームを退けた。オリックスが日本ハムに敗れたため、4月25日以来となる首位に返り咲いた鷹軍。この座を二度と明け渡すつもりはない。