広島・キラが復帰即爆発に向けて腕をぶしている。4月22日のヤクルト戦(神宮)でナーブソンから背中に死球を受け「脊髄しんとう」のため登録抹消となっていた助っ人は、今日3日から一軍復帰することが決定。2日、マツダスタジアムの練習に参加し「自分が離脱している間にエルドレッドが素晴らしい数字を残している。チームの方針次第だが、彼の前か後ろでサポートする働きをしたい」と“エルキラコンビ”の再結成を心待ちにした。

「あの前の2試合くらいはボールを見て捉えられるようになっていた」と戦線離脱する直前は不振から脱却しつつあっただけに痛恨の離脱となった。それでも4月30日、5月1日に出場したウエスタンリーグ・阪神戦の2試合で6打数3安打3打点と爆発。「いい感触は今も残っている」と好調を持続できているようだ。

 キラの離脱中に代役で昇格したロサリオが8試合で打率3割3分3厘、2本塁打、4打点と躍動。これには刺激を受けたようで「ロサも素晴らしい活躍をしていたね」と競争意識に火が付いた様子。野村監督は「ロサリオは戦力としてやれるところを見せてくれた。こちらとしては頭が痛いが、選択肢が増えた。キラにはハッスルしてもらうしかない」とハッパを掛けた。鯉のぼりの季節を迎えたが、キラがバットで存在感を発揮したいところだ。