大瀬良が初完投!ロサリオ4安打でも二軍へ

2014年05月02日 10時59分

1失点完投でチームを救った大瀬良

 広島のドラフト1位・大瀬良が1日の阪神戦(甲子園)に先発。9回をゴメスのソロアーチによる1点だけに抑え、プロ初完投で3勝目を挙げた。チームは2位・トラとの今回の首位攻防戦に2連敗。3タテ阻止を託されたコイの黄金ルーキーは、勢いがある虎打線を手玉にとり、チームを2位転落の危機から救った。

 負ければ2位に陥落という大一番で黄金ルーキーが力を発揮した。初回から三者凡退の好発進を切ると3回、無死一、二塁の場面でも冷静な投球を披露。岩崎のバント失敗を誘うと、上本を142キロの直球で遊飛、続く大和を137キロのカットボールで右飛に抑えて窮地を脱した。

 その後も毎回のように走者を出した大瀬良だったが、直球を主体とした強気の投球で虎打線を封じた。甲子園球場は長崎日大時代の高3夏の高校選手権大会で戦った思い出の場所。3月12日のオープン戦以来の聖地のマウンドで、さらに成長した姿を披露した。

 16日の阪神戦(マツダ)で初勝利を挙げた日は「いつもは我慢しているんですが、今日はいいかなと思って」と、帰り道にコンビニエンスストアに立ち寄り、祝杯代わりに洋菓子のエクレアをぱくついた。普通ならばお酒で乾杯となるところだが、スイーツで“祝杯”をあげるのが大瀬良らしいところだ。

 打ってはコイの助っ人コンビが大爆発だ。3回、先頭で打席に入ったロサリオが先制の2号ソロを広い甲子園のバックスクリーンに叩き込む。4回にはエルドレッドが適時打、ロサリオが適時二塁打で、リードを3点に広げると、4回にはエルドレッドが試合を決定づける3ランを左中間に突き刺した。

「よく伸びてくれた。少しパワーがついたかな」と笑顔で本塁打を振り返ったロサリオ。4打数4安打2打点と結果を出し、首脳陣に残留を猛アピールしたが、3日に復帰するキラに代わって二軍降格が伝えられた。

 首位陥落ぎりぎりのところで踏みとどまったカープ。これからこいのぼりの季節は本番だ。ここから再び上昇気流に乗る。