二軍で出番待ち続けたベテラン・帆足おかえり1勝

2014年05月02日 10時58分

試合に出ていない森福のユニホームを引っ張り、お立ち台に引きずり込む帆足

 ソフトバンクは1日、オリックス戦に勝ち、首位攻防3連戦3連敗を阻止した。当たりの止まっていた内川が6号2ランを放つと、4番・李大浩にも4号ソロが飛び出すなど、この日は一発攻勢で先発・岸田を粉砕。投げては、今季初登板の帆足は持ち味を発揮し、6回途中までを無失点で勝利に貢献した。首位とは再び2ゲーム差。このまま猛牛軍団を走らせるわけにはいかない。

 開幕からの絶好調から小休止モードに入っていた内川が、特大の6号アーチをかっ飛ばした。3回、一死一塁で、オリックス先発・岸田のチェンジアップをジャストミート。打球は快音を響かせて左翼席上段に突き刺さった。リードを3点に広げる大きな2ランとなった。

 右でん部の痛みを抱え、4月18日のロッテ戦からは定位置の左翼手ではなく、負担が小さいDHが続いている。ここにきてバットは湿りがち。今カードの初戦、2戦目と無安打で、この試合までの直近5試合は21打数3安打と精彩を欠いていた。

 試合前の練習中、秋山監督から直接指導を受けた。「軸足への乗りが浅い分、ストップがかかってない」と指摘を受けて修正をはかり、9打席ぶりの安打となる一発で、結果を出してみせた。

 李大浩が加わったとはいえ、勝敗を左右するキーマンが内川であることに変わりはない。この一発をきっかけに「今季は一段とすごみを増している」(チーム関係者)というスイングが復活しそうだ。

 今季初登板の帆足はオリックス打線を封じ込めた。移籍3年目の今季は無念の開幕ローテ落ち。二軍で出番を待つ日が続いたが、ようやく訪れた先発のチャンス。経験豊富なベテラン左腕が逃すわけがなかった。

 持ち味の緩急自在の投球で手玉に取り「いつも通りの感じで投げることができた。先制してくれたし、自分のペースで投げることができた」とニッコリ。6回途中まで4安打無失点で今季初白星を挙げた。

 オリックスとの首位攻防戦に負け越したものの、第3ラウンドで一矢報いたソフトバンク。これで2ゲーム差に再接近だ。