古巣からプロ初勝利!広島・一岡の庶民派な素顔

2014年04月28日 16時00分

お立ち台で上本(右)から水をかけられる一岡

<広島3-0巨人(27日)>広島の新セットアッパー・一岡竜司(23)が27日の巨人戦(マツダ)でプロ初勝利を挙げた。0―0の延長11回に3番手としてマウンドに上がると三者凡退にピシャリ。直後にエルドレッドの劇的なサヨナラ3ランが飛び出し、白星が転がり込んできた。巨人にFA移籍した大竹の人的補償として今季加入した若武者の素顔はほほ笑ましいほどの“庶民派”だ。

 

 人生初のお立ち台に上がった右腕は「カープに来て、ちかっぱよかったっちゃけど(すごくよかった)」と故郷の博多弁で喜びを爆発させた。古巣からの白星に「お世話になった球団なので特別な思いはある。少しずつでも成長しているぞと見せられて恩返しできてよかった」。

 

 ここまで13試合で被安打4、自責点ゼロと中継ぎに欠かせない存在となっている。

 

 投げっぷりが良く甘いマスクも人気だが、性格は至って庶民的だ。ファッションも高級ブランドは身に着けず、ジーンズとスニーカーの学生風。そんな一岡は最近、腕時計を買った。プロ野球選手の間では、1本数十万~数百万円するヨーロッパの高級ブランド「フランク・ミュラー(FRANCK MULLER)」が人気だが、一岡は1本数千円とリーズナブルな価格の「フランク三浦」というブランドのものを色違いで2本購入。「これがかっこいいんですよ」とお気に入りだ。

 

 また、腕を振る練習としてバドミントンのラケットを使っており、これも運賃160円のチンチン電車(広島電鉄)に乗ってスポーツ用品店に出向いてゲットしたもの。「これが一番良かった。3500円で一番安いものでした」(一岡)。価格にとらわれずに自分がいいと思ったものを買うのがポリシーだ。

 

 そんなタイプだけにチーム内でも「巨人から来たからもっと派手好きなのかなと思ったらまったく違った。むしろ市民球団のカープっぽい」(球団関係者)と親しみを持たれ、ムードメーカーとしても欠かせない存在となりつつある。

 

「年間を通して活躍した経験はないが、いけるところまで飛ばしていこうと思う。連投にも体が慣れてきて自信がついてきている」という一岡。今後もチームのためにフル回転するつもりだ。