【カナダ・オンタリオ州トロント25日(日本時間26日)発】レッドソックスが5月28日(同29日)のブレーブス戦で、クローザー上原浩治投手(39)にちなんだイベントを実施することが分かった。

 試合開始の約2時間前の午後5時に、限定チケットを購入して来場したファンと上原が生でハイファイブ(ハイタッチ)を行う。また試合当日限定の「ハイファイブシティー・チケット」の購入者には、スポンジ製の「特製ハイファイブ手形」(写真)をプレゼントすることになっている。球団担当者のメガン・ライアンさんは「そのチケットの座席は、(フェンウェイ・パークの右中間にある)ブルペン後方の一角。コージの近くよ。彼は言うまでもなくチームにとって特別な選手。今回のイベントが成功すれば、ぜひとも第2弾も実施したい」と話している。詳細はレッドソックスの公式サイトredsox.comまで。

 上原はこの日、田沢純一投手(27)と約18分間のキャッチボールを行い、距離をバッテリー間に縮めてからはスプリットも交え、強めの投球を行った。11日に右広背筋に張りを訴えてから2週間が経過。4月の変則スケジュールによる「疲れはありますよ」と話してはいるが、花粉症による鼻水もほぼ止まったようで、体調は悪くなさそう。それよりも「チームがね。なんとか(勝率)5割辺りに持っていって、5月から巻き返せたら」と、借金を背負い地区最下位に低迷するチーム状況を気にしていた。