阪神ドラ6ルーキー・岩崎は筋金入りの「鉄仮面男」

2014年04月26日 16時00分

無表情が特徴でもある岩崎

 阪神のドラフト6位ルーキー・岩崎優投手(22)がまたまた好投した。24日の中日戦(ナゴヤドーム)に先発して7回5安打無失点。今季2勝目を手に入れた。どんな場面でも表情を変えないポーカーフェースが特徴のひとつでもある左腕だが、これは意図的なことではない。筋金入りの“鉄仮面男”なのだ。

 

 うれしいプロ2勝目を挙げた岩崎は「1回、1回という気持ちでいった。ひとつでも(勝ち星を)積み重ねられるように頑張りたい」と話した。このルーキー左腕には多くの武器がある。制球力、球持ちのよさ、伸びる直球、内角をつく大胆さ、加えて大きな特徴はポーカーフェースだ。

 

「あのルーキーは感情が全く読めない。やりにくいったらない」と他球団スコアラーも悲鳴を上げるが、実はこれ、岩崎が意図的にやっているのではない。「アマ時代の監督に言われたとか誰かの影響とか、そういうのじゃないです。実は普段から感情が表に出ないんです…。親とか友人とかは分かるみたいですけど…」(岩崎)。このポーカーフェースは完全な“天然物”なのだ。

 

 プロ野球界には何人もポーカーフェースの選手はいるが、そのほとんどは“相手に感情を悟らせない”という考えで行っている。そのため無意識に感情が出てしまうことがある。

 

 いわば“養殖物”だ。その点、完全な“天然物”は違う。人間は驚いた時に思わず悲鳴を上げてしまうが、何と岩崎は「それはちょっと記憶にないですね…」と明かす。「笑うことはもちろんありますよ、たまに…」と言い「でも、これっていいことなんですかね…」と悩ましそうにつぶやくほどだ。

 

 相手打線を翻弄する筋金入りの“鉄仮面投手”岩崎。他球団にとっては何とも厄介な存在であり、阪神にとっては何とも頼もしい限りのルーキー左腕だ。