野村監督の怒りで広島「貯金8」

2014年04月23日 16時00分

退場処分となった野村監督

 首位・広島が22日のヤクルト戦(神宮)を7―4で制して貯金を「8」にした。

 野村謙二郎監督(47)の怒りの抗議が勝利を呼び込んだ。1点を追う6回一死一塁。堂林の三ゴロで一塁走者・田中が二塁封殺となったが、タイミングは完全にセーフ。これに指揮官は激高。杉永塁審のもとに猛ダッシュし、帽子を地面にたたきつけるなど猛抗議。判定は覆らず、5分間以上が経過したため遅延行為のため退場処分となったが、この熱き思いにナインが大奮起。直後に菊池が安打でつなぎ、丸が逆転打を放った。

 試合後のナインは「監督が退場覚悟でいったので感じるものがあった」(丸)、「(監督から)去り際に『いけよ!』と言われたので絶対に勝つんだ、という気持ちでみんな一丸になった」(菊池)と“監督退場効果”を口にしたが、同時にチーム内からは「勝ててよかった」という安堵の声も出ている。

 今回で指揮官は監督就任以来、4度目の退場となったが、過去3度のチーム成績は1勝2敗。それだけに「また勝てないと『監督だけ怒って選手は何しているんだ』と恥ずかしいことになる。『絶対負けられない』という空気があった」(チーム関係者)という。

「みんなが奮起してくれてよかった。みんな気持ちが出ていた」と野村監督。指揮官退場時の勝率も5割とした赤ヘルは、さらに勢いづきそうだ。