中日を陰で支える早川コーチの“チャリンコ通勤ゲン担ぎ”

2014年04月18日 16時00分

劇的サヨナラ勝利にヒーローの平田(中)ら中日ナインは大盛り上がり

 中日が、17日のDeNA戦(ナゴヤドーム)に6―5で逆転サヨナラ勝ち。1点を追う9回、ルナの適時二塁打で同点に追い付き、なお一死二塁で平田の右前打で劇的勝利をつかんだ。

 ルナが本塁に生還すると谷繁兼任監督はベンチで他のコーチと握手することも忘れ、脱兎のごとくグラウンドに飛び出して歓喜の輪へ。「監督を忘れてました。すいません。監督が輪の中に行くなんて前代未聞でしょ」と照れ笑い。これで中日はナゴヤドームで7連勝。すっかり神がかっているが、その舞台裏では早川和夫野手コーチ(53)の涙ぐましい“チャリンコ通勤ゲン担ぎ”も行われていた。

 ナゴヤドームでの6日の巨人戦、普段、マイカーで通勤する早川コーチはたまたま自転車で球場入りした。「オープン戦の時も、日曜日に自転車で来たことがあったんだよ。その日も日曜日だったんで行ってみるかと思ってね」。健康のことも考えて週に一度の軽い運動のつもりで約10キロの道のりを30分かけてやってきたところ、チームは快勝した。

 ならばと、次にナゴヤドームで行われた8日からのヤクルト3連戦でも継続したら、驚きの3連勝。こうなってはもうやめることなどできない。チームのナゴヤドーム7連勝中、早川コーチも7試合連続で“チャリ通”を続けているのだ。

「正直、ナイターを終えて自転車で帰るのはしんどいね。でも、チームが勝ってるから。やめたら怒られちゃうでしょ」と早川コーチは苦笑い。サヨナラ勝利に沸いたこの日も汗びっしょりでペダルをこぎ、帰宅の途に就いた。竜を陰で支える“勝利を呼ぶコーチ”だ。