無傷3連勝 スロースターター山井の変心

2014年04月18日 11時00分

7回1失点投球で山井は開幕3連勝

 中日が16日のDeNA戦(ナゴヤドーム)に7―1で快勝した。先発の山井大介(35)は7回1失点の好投で開幕から無傷の3連勝。スロースターターで開幕の4月は苦手なタイプだったのが、人が変わったかのようなスタートダッシュを決めている。「一応、13年もやってるんで。4月がずっとダメでは本当にできない子になっちゃう。成長しているのかな」と苦笑いの山井だが、好調の裏には、本人をその気にさせる首脳陣の作戦もあった。

 過去12年で2桁勝利は1度もなし。2010年の7勝が最高で、昨季も5勝6敗と不本意な成績に終わった。その日によって投球が良かったり、悪かったりと極端なため「2人の山井がいる」とやゆもされていた。しかし、今年、首脳陣はそんな山井の先発ローテーション入りをキャンプ早々に内定させ、調整もすべて本人に任せるVIP待遇。エース・吉見を手術で欠き、中田賢がソフトバンクにFA移籍し、実績のある先発投手が少なかったこともあるが、何よりも意気に感じる山井の性格を見越してのことだった。

「12年に岩瀬が故障の時に代理で抑えをやった時も予想以上の力を発揮した。きちんと役割を与えてやれば応える男なんだよ」(首脳陣の一人)。その狙いが見事に的中。「今年に限っては結果を出すしかない。ああだこうだは言えない。好きにやらせてもらいましたからね」と例年とは違う高いモチベーションでシーズンに臨んだことが好結果につながっている。今年の山井はひと味違うかもしれない。