野村采配ズバリ 広島が会心の一勝

2014年04月12日 10時56分

4回に2点適時打を放つキラ

<広島4-3中日(11日)>広島は11日、中日戦(マツダ)に4―3で競り勝ち、連敗を2で止めた。打撃不振のため3番から6番に降格となったキラが4回に2点適時打を放てば、同点にされた直後の5回には菊池が値千金の勝ち越し打。先発のバリントンは粘りの投球で6回3失点にまとめ、うれしい今季初勝利を手にした。この勝利で赤ヘルは、阪神に敗れた巨人と並んで再び首位に浮上した。

 

 打撃不振にあえぐ助っ人に貴重な一打が生まれた。1点リードの4回だ。一死二、三塁のチャンスで打席に入ったキラは、中日・川上が投じた110キロのカーブを右前に運んで2点をチームにもたらした。

 

 ここ6試合は21打数3安打で、試合前の時点で打率は1割7分5厘。持ち前の勝負強さは鳴りを潜め、今季初めて6番に打順を下げられた。試合前練習では新井打撃コーチに手伝ってもらい、ロングティーに取り組んだ。

 

 そんな助っ人の一打に続けとばかりに他の野手陣も奮起した。同点に追い付かれた直後の5回、無死三塁のチャンスで菊池が勝ち越しの中前適時打を放った。「ショート、セカンドが下がっていたのも見えていた。追い込まれていたけどバットの芯でうまく打てた」とコイの元気印は胸を張った。

 

 野村監督は打撃不振の梵に代わって木村を1番・遊撃に抜てき。すると、その木村は5回、同点にされてなおも二死三塁のピンチに、ルナの三遊間を抜けようかというゴロをうまく処理し、チームを救う。また直後の攻撃では右中間へ三塁打し、勝ち越しを演出した。

 

 先発のバリントンは5回に3安打を浴びて同点にされたが、それ以外は持ち味である打たせて取る投球で6回3失点。登板3試合目にして今季初勝利を挙げた。

 

 オーダー変更がずばり的中した形の野村監督は「いい状態の人を使うとずっと言っている。いくら憎まれ役になっても、いい選手を使う」と力を込めた。巨人に連敗したカープだが、地元に戻って快勝。ここから再び上昇気流に乗る。