10日の楽天戦(札幌ドーム)で1回1/3を2安打4四球3失点で強制降板させられた日本ハム・斎藤佑樹投手(25)が11日、出場選手登録を抹消された。

 自己最短タイとなる降板劇直後には「あいつにそういう気持ちがあるかどうか聞いてみたい」(厚沢投手コーチ)と、この西武3連戦での中継ぎ待機も検討されていたが、一夜明けて栗山監督は二軍での再調整を決断。「いろいろ考えて、ちゃんと自分で進む場所をつくる方がいいと思った。先発のために中継ぎで投げさせた方がいいのかとも思ったんだけど、まだその時期ではない。いろいろなやり方があるんだけどね」と熟考の末、先発のまま二軍で再調整させる判断を下した。

「今の投げ方なら結果は残るはずなんだけど」と前夜の背信投球がまだふに落ちない様子だった指揮官。厚沢コーチは「他の投手も必死に頑張っているので下(二軍)できちんと結果を残してもらわないと困る」と誰もが納得する形での一軍再昇格の条件を言及した。


 斎藤はこの日、西武戦前の全体練習を通常通りこなし中垣トレーニングコーチとネットスローでフォームチェック。練習終了後、札幌ドームを離れ空路帰京、千葉・鎌ヶ谷へ移動した。