オリックス首位快走の秘密を見た!

2014年04月08日 16時00分

<朝井秀樹のおじゃまします>どうも、アサイです。今回はパ・リーグの首位に立つオリックスの強さを探るべく、京セラドームにおじゃましました。僕がうかがった6日の西武戦ではルーキーの吉田(一将)くんが好投。糸井さんの先制アーチ、坂口と新助っ人ベタンコートの適時打で挙げた3点を自慢のリリーフ陣で守りきり、3―2の辛勝ながら強敵の西武に3連勝です。

 

 ここまで9試合を戦って7勝2敗。しかも6連勝と好調なチームの雰囲気をベテラン・高橋信二さんに聞いてみると「みんなベンチで声が出ているし、一丸となってやってるよ」と笑顔で答えてくれました。信二さんは日本ハムで何度も優勝を経験されています。だからこそ、勝ってかぶとの緒を締めることの大切さを身にしみて分かっています。「連勝中だからか、ちょっと(ベンチ内が)フワフワした感じがあるね。勝ったことはいったん忘れて、一戦一戦という意識を持つこと。連勝も大事だけど、連敗しないチームが一番強いからね」との言葉には説得力があります。

 

 勝ち慣れていないオリックスが生まれ変わるために欠かせない存在と言えるのが、僕にとっては近鉄の後輩でもある坂口です。ここ2年は腰痛に泣かされたりして満足のいくシーズンを送れていませんでしたが、オリックス関係者は「坂口が変わればオリックスも変わる」と声をそろえていました。生え抜きの坂口がリーダー格としてチームを引っ張ることができれば“春の珍事”で終わることもないんじゃないでしょうか。

 

 今回の開幕ダッシュに勢いをつけたのは9戦6発と大暴れのペーニャです。周囲の評価も「足は速くないけど、ペーニャは一生懸命やってくれている」と上々。李大浩の抜けた穴を感じさせない働きぶりです。そんななか、僕は鉄平さんにも注目しています。楽天で首位打者に輝いた2009年の活躍はチームメートとして間近で見ていましたが、打撃がそのころの感じに戻っていました。考え込んでドツボにハマることもある人ですが、練習を見たら明るい表情でやっている。僕は「鉄平さんは大阪色に染まりつつあるのかな」と、ひそかに期待させてもらっています。(本紙評論家)