楽天本拠地初勝利も“星野火山”爆発のワケ

2014年04月05日 16時00分

快勝にも“星野火山”が大噴火

<楽天6-3ソフトバンク(4日)>楽天が4日のソフトバンク戦(コボスタ宮城)に6―3で快勝。先発した則本昂大(23)が7回3失点で今季2勝目をマークした。

 

 相手先発は2012年から9連敗中の天敵・摂津で、しかもチームは3連敗中。そんな暗いムードを吹き飛ばす今季本拠地初白星とあって、球場内は花火も上がるなどお祭りムードに。だが、試合後の星野仙一監督(67)は、そんな雰囲気を打ち消すようにブチ切れた。

 

 それは勝利監督インタビューでのこと。「摂津とのエース対決を制しましたね」「則本がエースの責任を果たしましたね」などと「エース」を連呼したインタビュアーに激怒。「どこにエースがいるんだっ! 1年やっただけだろっ!」と怒鳴りインタビューを一方的に切り上げてしまったのだ。

 

 もちろん則本のピッチングに対する怒りではない。星野監督がもっとも恐れるのが、目先の1勝でチームが浮かれムードになること。昨季24勝0敗の田中が抜け、常に危機感を持ち続けなければ連覇は厳しい。実際、西武を相手に敵地で3連勝したはいいが、直後に地元でオリックスに3連敗。「仙台に帰ってきてのほほんとした感じ」(星野監督)とナインの緩みを指摘したように最大の敵は油断と見ている。

 

 天敵・摂津攻略にも星野監督は「たまたまだよ。(摂津が)あまり良くなかった」と一切、油断していなかった。今後もチームの浮かれムードを引き締めるためにも“星野火山”は頻繁に爆発することになりそうだ。