阪神ゴメスを支える助っ人軍団のラーメン作戦

2014年04月03日 16時00分

7回に左翼線二塁打を放ったゴメス

<阪神15-0中日(2日)>阪神が2日、16安打の猛攻で中日を15―0と圧倒した。新4番のマウロ・ゴメス内野手(29)も先制の押し出し四球や2安打で貢献。開幕戦から5試合連続安打と新打線の主軸としてきっちり機能している。このゴメスの活躍の裏には助っ人軍団によるグラウンド内外での徹底サポートがあった。

 

 この日も3打数2安打1打点。開幕戦からの連続試合安打を5に伸ばし、チームも重苦しいムードを払拭する快勝とあってゴメスは「今日みたいな形が続けばいいね」と満足そうに振り返った。右足の故障などで大幅に出遅れ。オープン戦終盤にようやく一軍に合流したものの、三振量産で大きな不安を抱えたまま本番に突入した。しかし、ふたを開けてみればレギュラーでは大和の打率4割5分に次ぐ打率3割6分8厘という数字を残している。

 

 この好スタートを援護しているのが助っ人軍団だ。野球に関してはオマリー打撃コーチ補佐とマートンが日本流の配球などをアドバイス。そして、生活面では先発右腕のメッセンジャーがサポートしている。

 

 ゴメスの故郷・ドミニカ共和国の公用語がスペイン語とあって当然、英語よりもスペイン語の方が得意だ。そこでメッセンジャーは「子供のころにメキシコ人の友達がいて家によく遊びに行ってたんだ。その子のお母さんがスペイン語しか話せなくて自然と覚えた。マリナーズ時代もチームメートにスペイン語圏の選手もいた。ゴメスとも、たまにスペイン語で話したりもしているよ」とゴメスの母国語でコミュニケーションを図っている。

 

 さらに、食事面でも心強いアドバイザーだ。球団関係者は「ゴメスはラーメンが好きになりつつある。メッセンジャーがおいしいラーメン店を紹介してくれたら、日本に長くいたいと思ってくれるはず。日本にいるためには活躍するしかないからね」と期待を寄せる。メッセンジャーのラーメン好きは有名で、遠征先のラーメン店については日本人選手よりも詳しい。おいしいラーメンを発奮材料にしてもらうためにも、助っ人右腕は欠かせないのだ。

 

 チームは2日現在で2勝3敗と黒星が先行。西岡の離脱、駒不足の中継ぎ陣と不安要素が多いだけに新4番のバットにかかる期待は大きい。助っ人軍団の結束が頼りだ。