【メリーランド州ボルティモア31日(日本時間1日)発】レッドソックスは敵地で行われたオリオールズとの開幕戦に1―2で敗れ、守護神の上原浩治投手(38)の出番はなかった。

 1―2で迎えた9回、「同点になったら行くと言われていた」という上原は、味方の攻撃中にブルペンで肩をつくり始めた。レ軍はペドロイアの中前打などで得点圏に走者を進めるも、あと一本が出ず、そのまま敗れた。上原は「勝てば最高やったけど、まだ1試合。これから長い戦いが始まる」と冷静に振り返った。

 田沢純一投手(27)は1点ビハインドの8回から2番手として登板し、三者凡退に抑える好投。セットアッパーとしての役目を果たし「今日は結構、自分のペースで投げられたんじゃないかなと思う」と話した。

 レ軍は試合のない1日(同2日)に、昨季のワールドチャンピオンとしてホワイトハウスを表敬訪問する。上原、田沢もバスでワシントンに移動して参加する予定だ。