兄貴分・西岡の離脱に藤浪燃える

2014年04月01日 16時00分

今季初先発に向けて気合満々の藤浪

 阪神・藤浪晋太郎投手(19)が、西岡剛内野手(29)の負傷に奮起している。31日、今季初登板となる1日の中日戦(京セラドーム)に向けて西宮・鳴尾浜球場で最終調整。兄貴分のアクシデントに闘志を倍増させている19歳右腕に対して、球団内では“熱い藤浪”への期待感が高まっている。

 

 藤浪は2年目のシーズンに向けて「決して調子は悪くない。今年はゲームの流れ、プロの打者がどれだけしっかり打ってくるか分かっている。考えながら、しっかり投げたい」と明るい表情で話した。しかし、この笑顔の裏には並々ならぬ闘志が秘められていた。

 

「3番で二塁という主軸が抜けたんですから…。しっかりと自分が抑えないといけない。カバーするということではないですけど、しっかりとした投球をしたい」

 

 30日の巨人戦の守備で福留と激突し、救急車で緊急搬送された西岡は鼻骨骨折、左肩鎖関節脱臼と診断された。31日も都内の病院に入院中。この日は脳の精密検査を行い、異常は見つからなかったものの復帰のメドは立っていない。西岡は球団を通じて「阪神ファン、巨人ファンの皆さんの声援は聞こえましたし、本当に心強かったです。まだ退院できていませんが、早くグラウンドでファンの皆さんに恩返しがしたいと思っています」とコメントした。

 

 藤浪にとって西岡は特別な存在だ。同じ大阪桐蔭の出身で、入団した昨年から様々なアドバイスはもちろん、休日には一緒に外出することもある間柄。グラウンド内外で頼りにしている“アニキ”だ。

 

 それだけに、西岡離脱の大きな穴を自分の右腕で埋めたいという思いは人一倍、強い。チーム関係者は「2年目の藤浪で最も怖いのが、小さくまとまってしまうこと。落ち着いているのは、すごくいいことなんだけど、19歳らしさというのがあってもいい。特にマウンドではヤンチャというか無邪気なところを出してもいい。時には荒々しさも見せてほしい。これは若い人の特権だし、チームも盛り上がる」と指摘。西岡離脱をカバーしようと一丸ムードが高まっている中、弟分の藤浪が闘志をむき出しにすることでチームを加速させてほしいと願っている。

 

 2年目ながら先発ローテーションの3本柱として計算されている藤浪。燃えないわけにはいかない。