<ズームアップ甲子園(25日):広島新庄(広島)6―0東海大三(長野)>初出場の広島新庄(広島)が東海大三(長野)を6―0と圧倒。大会屈指の左腕・山岡(3年)が13奪三振の力投を見せれば、打線も12安打を放って快勝した。
新庄ナインの力の源は野球部の寮で行われるパーティーだという。「僕らは寮の誰かの部屋で、よくプチパーティーをやるんです。クリスマスには景品を持ち寄ってビンゴゲームをしたり、2月にはチョコフォンデュをしたり…。今大会に来るにあたって『甲子園頑張ろうぜパーティー』も行われました。パーティーではカードゲームをしたり、過去にはたこ焼き器を持ち込んでタコパもやりました」(ある選手)
部員全員が寮生活を送り、各部屋に1~3年の全学年が配置されている。誰かの部屋に集まってワイワイやることで横だけでなく、縦のつながりもより堅固になり、チーム全体のまとまりが出てくるという。「プチパーティーは僕らの代で始まりましたが、そもそも昨年の先輩たちの時は僕らの代以上に、みんなで集まっては盛り上がっていました。そういう伝統が今年のチームの力になっていると思います」
とにかく、にぎやかなムードいっぱいの新庄ナイン。センバツVを成し遂げたあかつきには新入部員歓迎を兼ねた「優勝記念パーティー」開催も予定されているという。