広島・一岡 ピザ店バイトで鍛えた精神力

2014年03月20日 16時00分

DeNA戦で力投する一岡

 巨人にFA移籍した大竹の人的補償で広島に加入した一岡竜司投手(23)が、18日のDeNAとのオープン戦(横浜)に7回無死一塁で登場して無失点に抑えた。アピールに成功し「気持ちを出して投げられたと思う」と、にっこり。野村監督の評価も高く、ミコライオ、永川勝につなぐ“勝利の方程式”入りが濃厚となった。

 

 ピンチでも動じない一岡を支えているのは“ピザ屋バイト”の経験という。高校卒業後、沖データコンピュータ教育学院の野球部で腕を磨いてプロ入りを果たした異色の経歴の持ち主で、その時代にピザ店でアルバイト。接客や簡単な調理などを任されたが「お客様にスープをこぼしたり、デザートのクレープを重ねる順番が分からなくなって失敗し、店長から叱られては泣いていた。野球よりもバイトで泣いた数の方が多い」と明かす。

 

 それでも、めげずに働き続けたことで「メンタルが鍛えられた」とのこと。それがプロのマウンドでも生きており、どんな緊迫した場面の登板でも、その時の苦労を思い出して乗り切っているというのだ。

 

 セットアッパー候補となり、一岡は「勝ち試合で投げられたら、自分の経験値も上がる」と意気込む。“バイトパワー”で赤ヘルのリーグ制覇のためにフル回転する。