
巨人の元エース・桑田真澄氏(52)が29日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜・午前8時~)にリモート生出演。茨城の取手二、常総学院を率い、春夏合わせて3度の甲子園制覇を果たした木内幸男さん(享年89)が肺がんで亡くなったことを受けて、当時の思い出を語った。
桑田氏は大阪・PL学園2年時に、木内さん率いる取手二と夏の全国高校野球選手権大会(1984年)の決勝で対戦し敗北。大会連覇を狙った桑田氏にとって因縁の相手であった。
桑田氏は当時の木内さんについて衝撃を受けたそうで「初めて対戦した際、いつもベンチでニコニコされていた。我々の時代はグラウンドで歯を見せちゃいけなかった。選手がエラーや三振しても笑っていて、『なんなんだろこの野球は』って」と吐露。
続けて「木内さんも昔の方ですから、いろいろ時代に合わせて選手の指導方法、掌握術を学んでこられて実践された方でしたね」と当時の慣例にとらわれない戦い方で一時代を築いた名将の死を惜しんだ。
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