田淵以来!阪神・梅野いけるぞ開幕正捕手

2014年03月16日 16時00分

梅野隆太郎
梅野隆太郎

 阪神の正捕手にドラフト4位・梅野隆太郎(22=福岡大)が急浮上している。新人捕手の開幕戦出場は1969年の田淵幸一以来45年ぶり。先発マスクとなればドラフト制導入後は球団史上初となる快挙だ。混戦模様の虎の正妻争い。その中で1年生捕手が注目されている理由は新人離れした打棒が9年ぶりVの原動力になると期待されているからだ。

 

 ベテランの藤井とDeNAから移籍した鶴岡。この2人の一騎打ちと予想されていた正捕手争いに一気に食い込んできたのが梅野だった。11日のDeNA戦(甲子園)では先発マスクをかぶり、先発のメッセンジャーを4回2安打無失点に導くなど8回まで1失点と好リード。チームのオープン戦初勝利に貢献した。打ってもDeNAのベテラン左腕・尚成から左翼線二塁打を放つなど非凡な力を披露している。オープン戦打率は2割6分3厘、長打率はチームトップの5割2分6厘だ。和田監督も「パワーもあるし、柔らかさもある。打つ方はかなり高いレベルのものを持っている。ウチにはいないタイプ」と絶賛する。

 

 首脳陣の間でも「あの打撃は魅力。配球に関しては課題はあるけど、藤井、鶴岡にしても一長一短があるからね。リードは試合でしか覚えられないというところもある。打撃と若さを買って正捕手として起用して育てていくという考えもある」との意見も出ているという。

 

 さらに、コーチ経験のあるOBも「阪神が優勝する時はいつも爆発的な攻撃力がチームに勢いを与えている。そういう意味では捕手も打力という部分を重視して選ぶ必要があるかもしれない。梅野はキャッチングも悪くない。投手陣も能見、メッセンジャー、藤浪としっかりした3本柱がいるし、それほど守備面のマイナスは少ないんじゃないかな。将来のことを考えても抜てきする価値はある」とルーキー捕手を推薦する。

 

 本番に向けてチームを仕上げる最終段階に突入する中、和田監督は「これからも数多くマスクをかぶらせる」と梅野を積極的に起用する方針を固めている。

 

 3・28巨人戦でルーキー捕手の先発マスクが実現するか。この歴史的快挙が8年間、優勝から遠ざかっている“負の流れ”を変えるかもしれない。

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