阪神ナインが和田監督に“猫の目打線やめて”

2014年03月07日 16時00分

鳥谷の1番起用案にナインは困惑

 阪神が6日現在でオープン戦0勝3敗1分けと苦戦中だ。特に打線は2試合連続無得点。この不振に和田豊監督(51)は野手陣に打ち込み指令を出した。その一方でナインからは首脳陣に異例の注文だ。様々な打順をテストしようと計画している指揮官に対して「不動」を訴えているのだ。

 

 6日、和田監督は福岡遠征を終えて帰阪。1点も奪えなかった2試合を振り返り「遠征に出ると練習量が減る。甲子園にいる間に打ち込んで、次の遠征に出た方がいい」と厳しい表情で語った。

 

 7日からの1週間は10日の巨人戦(伊勢)を除けば本拠地・甲子園球場で試合が行われる。15日からは再び関東遠征が控えている。室内練習場などの施設が自由に使える地元で各打者がしっかりと打ち込んで本番に向けて調子を上げてほしいというのが指揮官の思いだ。

 

 当然、この指令にはナインも異論はない。ただ、開幕まで残り3週間。本番に向けての準備が佳境に突入するにあたってナインからも首脳陣に対して要望がある。主力ナインの一人は「オープン戦で打順をコロコロ変えないでほしい」という。

 

 和田監督はオフから「1番・鳥谷」の可能性を示唆。キャンプ中にもオープン戦で鳥谷の「1番テスト」をすることを明言していた。指揮官としては1番・西岡にアクシデントがあったケースなどに備えて様々な選択肢を準備しておきたいところだ。

 

 しかし、選手の間には「オープン戦もできるだけ多く本番と同じオーダーで戦いたい」という意見も少なくない。チーム関係者は「主軸の鳥谷を1番にすれば打線全体が大きく変わる。単純に西岡と鳥谷を入れ替えるだけではなく、その前後のつながりを考えていろいろと変える必要がある。選手は“打順は気にしない”と口では言うけど、結構、気になるもの。自分の打順はもちろん、前後を誰が打つかということも含めてね」とナインの考えを説明する。

 

 開幕戦まで予定されている実戦は練習試合を含め残り14試合。大砲として期待しているマウロ・ゴメス内野手(29=前ナショナルズ3A)が右足の不調のため実戦出場のメドが立っていないという問題もある。指揮官とすれば様々な打順を試し、ベストオーダーで開幕戦に臨みたいというのが本音だろう。和田監督にとっては悩ましい3週間になりそうだ。