広島のドラフト2位・九里亜蓮投手(22=亜大)が25日、DeNAとの練習試合(コザしんきんスタジアム)で対外試合初先発し、3回1失点の好投でアピールに成功した。初回に不運な当たりなどで1点を失ったものの、それ以降はパーフェクト。「(先発)ローテーションに入らないと意味がない。食い込めるように頑張りたい」と強気に話した。

 そんな九里のリフレッシュ法はとにかく寝ることだ。「睡眠が趣味みたいなもの。寝るのが好きなんです。高校の時には一日で16時間くらいぶっ通しで寝たこともありますよ」。初登板を控えた前夜もたっぷり10時間睡眠。チーム関係者は「新人だと緊張や興奮などで眠れなかったりする場合があるが、そこまで眠れるということは順調な証拠だし、気持ちも強いといえる」と感心している。

 広島の新人ではドラフト1位・大瀬良大地投手(22=九州共立大)に注目が集まっているが「大瀬良は大瀬良。僕は僕でお互い活躍できるように頑張っていきたい」と“赤ヘルの快眠男”九里は負けるつもりはない。野村監督も「四球で自滅するタイプではない。テンポもよく、荒れていない」と高く評価している。