巨人の原監督が25日、故障者続出の投手陣にカミナリを落とした。

 アップ終了後に指揮官が向かったのはブルペン。だが、目的は投球練習を見るためではなかった。コーチを含む投手陣全員を集めると、報道陣をシャットアウトして約15分間の緊急ミーティングを開いた。関係者によれば、原監督は23日の試合で胸に打球が当たった西村や、宮崎ですねに裂傷を負った内海、肩を痛めた澤村、今村らの名前を挙げた上で「自己管理の大切さや、気の緩みを指摘して活を入れていた」という。

 原監督本人は詳しい内容を明かさなかったが「どう受け取っているか、一人一人に問いたいね」と語気を強めた。あえて投手陣全員を集めたのは、川口投手総合コーチら首脳陣の気を引き締め直す意図もあったようだ。