室内練習場フル活用の阪神に他球団007困惑

2014年02月26日 16時00分

新井貴(手前)の特守を見守る和田監督。今年のキャンプでは他球団’をかく乱した?

 阪神の沖縄・宜野座キャンプで他球団007の困惑の声が噴出している。その練習内容をいくら偵察しても「今年の阪神は何をしてくるか、読めない」「どんな野球をするのか分からない」というのだ。換言すればキャンプテーマが見えないということだが、この状況に虎サイドはニンマリ。そのわけは…。

 

 2月1日から始まったキャンプもいよいよ大詰め。昨季を2位で終え、さらに韓国最強ストッパーの呉昇桓(オ・スンファン=31、前サムスン)、4番候補のマウロ・ゴメス内野手(29=前ナショナルズ3A)など新戦力の獲得にも成功した阪神だけに、約1か月間、セ球団を中心に連日、偵察部隊が宜野座を訪れた。

 

 しかし、そんな他球団007たちが揃ってこんなことを口にした。「今年の阪神キャンプの練習は全体的に特徴がないんだよ。去年は走塁を多くして『走る野球』をしたいんだなとか、声を出して気迫を押し出すんだなとか分かったんだけどねぇ…。声もあまり出ていないし…。全く読めない。困ったね」と、ある球団のスコアラー。

 

 別の球団のスコアラーも「全体練習を淡々としている印象。呉昇桓もほとんど投げないし、ゴメスもほとんどグラウンドに出てこないし…。今年の阪神はどういうふうになるんだろう…」と話す。「いったい阪神は今年どんな野球をするんだ?」「これじゃあ、リポートが作成できないよ」との声まで上がっているのだ。

 

 何とも不気味というわけだが、キャンプテーマが見えない、との評判は虎にしてみれば決していい感じはしないだろう。だが、阪神関係者はこう言って笑い飛ばした。「今年のウチは(他球団007が)見えないところでいろいろやっている。今までが見せすぎたんだよ」。他球団が見られないチーム宿舎に隣接する室内練習場などを意図的にフル活用していたようで、別の関係者も「今年の和田監督は今までよりもエンドランなど動く采配をする方針。それに則した準備はちゃんとしている」ときっぱりだ。

 

 すべては計算通りの“虎のベール”ということか。3年目の和田阪神は、これまでとはひと味違う!?