“こわもて”だらけ…阪神「5万人のゴメス」作戦

2014年02月13日 16時00分

来日初のフリー打撃に臨んだゴメス

 阪神の新4番候補、マウロ・ゴメス内野手(29=前ナショナルズ)が11日、沖縄・宜野座キャンプに合流した。早速、打撃練習では“大砲”の片鱗を披露。得点力不足解消の切り札として期待は高まるばかりだが、この新助っ人を強力サポートする計画が浮上している。キーワードは「こわもて」と「60発男」だ。

 

 体調を考慮してナインとは別メニューの“初日”。長女の看病のため来日が遅れたゴメスは10日間以上、練習することができなかった。さらに、10日に来日したばかりとあって時差ボケも残っている。本人が「コンディションは90%。徐々に強い体を取り戻していきたい」と認めるように万全な体調ではない。それでも打撃練習では快音を連発。和田監督は「センター中心に打っているし、打球音もパワーヒッターだな、と思った」と期待に胸を膨らませた。

 

 得点力不足の最大の原因は4番打者不在と12球団最少の82本塁打という一発不足。こんな課題を一気に解消する救世主となりそうな新助っ人だけに、球団としてもしっかりとバックアップしたいところだ。

 

 まず球団関係者が注目したのが「こわもて」。来日前から資料写真を見た関係者やファンの間では「顔が怖い」と言われていたゴメス。この日の打撃練習を見たチーム関係者からは、改めて「真剣な表情は写真以上に怖い」と声が続出した。勝負ごとでは“こわもて”は相手を威圧する武器となる。

 

 そこでチーム関係者は「早いうちにゴメスのお面を作って、甲子園のお客さんに配ってはどうか。あの“こわもて”が甲子園を埋め尽くせば、相手投手の心理にダメージを与えられる」と秘策を練っている。

 

 さらに、このプランにはもう一つの狙いが隠されている。昨年、ヤクルト・バレンティンが日本記録を更新する60本塁打を叩き出した。記録更新で盛り上がる9月にはバレンティンのお面を神宮球場で配布し、スタンドが“バレンティンの顔”で埋まる中、偉大な新記録が誕生した。「バレンティンにあやかって大爆発してほしい」という願いも込められた「お面作戦」なのだ。

 

 スタンドを埋める5万人の“ゴメス”が見つめる中、ゴメスが本塁打を量産する。こんな光景が甲子園名物となれば、宿敵・巨人の背中も一気に近づくはずだ。