広島のドラフト1位・大瀬良大地投手(22=九州共立大)が9日、広島・世羅町の奥田正和町長(51)から想定外の激励を受けた。期待の右腕には縁もゆかりもないが、なだらかな台地である同町の「世羅台地」と「大瀬良大地」の名前が似ているということから“対面”が実現。特産品の米などを贈呈された。

 奥田町長は「漢字は違えど、これほど縁のあることはない。新人王を取っていただきたい」とノリノリで、今後は応援ツアーや応援団、さらに広報大使任命なども検討していくという。

 世羅町からの猛烈アピールに大瀬良も「そう考えていただいているのは光栄。機会があれば、ぜひ行ってみたい」と感激しきり。この日、キャンプ最多の121球を投げて順調な調整を見せている注目ルーキーは、もう一つの「セラ」のためにも頑張る。