オリックスの宮古島キャンプで“インターネット騒動”が起きている。毎年の定宿にしている一軍宿舎は今キャンプから全選手、スタッフが昨年までの別館から本館に移動したが「部屋でネットがつながらない」との声が続出しているのだ。

 ほとんどの選手がパソコンやタブレット端末を持参しており、ネット環境は重要。それが部屋によって思うように通信できず、パソコンを持って1階フロント付近を“電波を求めて”うろつくナインもいるという。選手だけでなく、メールで一、二軍と連絡を取り合う必要のあるスタッフも「つながりにくくて困るよ」とぼやくほどだ。

 島全体がまだネット環境の発展途上。昨年までの別館に比べて、本館は設備が整っていなかったことで、宿舎側はチームの本館移動に備えてWi―Fiを設置した。それでも「場所によってまだ電波が弱いところがある。1階付近が一番電波がいいんですが…」(宿舎関係者)

 通信がままならないとなれば、ストレスもたまる。球団の要望を聞く形で宿舎側はすぐに工事を開始し「アンテナの向きを変えたり、容量を調整したりして対応している」と6日の時点で大幅に改善されたという。宿舎側もオリックスの低迷脱出に必死!?