左ヒザ手術からの完全復活を目指す西武・中村剛也内野手(30)が慎重に新たな“相棒選び”を進めている。

「去年が去年だったんで今年はめっちゃ打つと思います」と中村は今季に48本塁打(09、11年)、122打点(09年)の自己ベストを超える最高の復活劇を想定している。ただ、そのための絶対条件となるのが手術した左ヒザ痛の再発防止だ。

 中村が左ヒザのケアのため現在最も気を配っているのが新しいスパイクの選定。当然、契約中の用具メーカーはあるのだが担当者が「選手寿命にも関わる体の問題なので仕方ないです」と容認し複数のメーカーの様々なタイプのスパイクを連日試し履きしながら、新たな“ベストフレンド”を探している。

 関係者によると「今は本人も何がいいのか分からない状態。ソールにクッション性のあるものがいいのか、かっちり足首までを固定するのがいいのか。毎日試しながらヒザにとって一番いいものを探している」とのこと。基本的に現在は足に負担のかかる革ソール&金具のものではなく合成樹脂ソールでポイント式のスパイクを試しているようだが、中村にとって重要な相棒選びはこのキャンプ中、時間をかけて慎重に行われるようだ。