巨人・原監督が第1クールを充実感たっぷりに振り返った。キャンプイン前に「一切の遠慮は無用」と伝えてあった松井臨時コーチの働きぶりについては「非常に積極的に取り組んでもらっている」と大満足の表情で「元気だねえ。米国に戻って現役選手に戻るんじゃないの?」との冗談まで飛び出した。

 一方、肝心のナインの仕上がり状態については「澤村がファームへ行ったが(他の)全員がいい位置でやっている」と評価。この日は前日までと打って変わって気温がガクンと下がり、強風にも見舞われたが「暖かい日もいいが、風があったり、気温が低いのも、これもひとつの“寒稽古”」とサラリと語ると「第2クールはサインプレーも始まる。全てをこなしてゲームができるチームにするのが目標」とした。

 それでも松井コーチの存在感が、チームに例年以上の活気をもたらしているのは明らか。想像以上のゴジラ効果に「ボランティアじゃ申し訳ないな…」ともつぶやいた。