阪神に思わぬアクシデントだ。新4番候補として期待されているマウロ・ゴメス内野手(29)の来日スケジュールが白紙となった。

 夫人の出産に付き添うため6日からチームに合流する予定だった。ところが、誕生した第1子が体調不良で入院し、来日はさらにずれ込むことになった。いつ日本にやってくるか、今のところ見通しは立っていない。

 和田監督は「事情が事情なので。ある程度落ち着いた気持ちで来てくれたほうがいい」と言う。いずれにしてもこれで調整遅れは避けられない。虎の指揮官は「来てからの状態を見てメニューを考える。1日目の動きを見て、次の日からの動きを考える。練習ができているかどうか分からないから」と頭を抱えた。

 大きな期待を掛けていたゴメスが出遅れたことで、阪神は今季のチーム構想を再検討しなければならないかもしれない。