福留復活のカギ握る“投手オマリー”

2014年02月05日 16時00分

必死に投げる“オマリーっ打撃投手”はナインにも大好評だ

 阪神・福留孝介外野手(36)の復活のキーマンに「オマリー投手」が立候補だ。出場わずか63試合、打率1割9分8厘と不振に終わった昨年の汚名を返上するため福留はキャンプ初日から精力的に汗を流している。そんな中、トーマス・オマリー打撃コーチ補佐(53)は福留の復活を確信。自らの“右腕”で再起をサポートすることを宣言した。

 

 福留は「左ヒザもいい状態だし、チームにも慣れて遠慮せずにできている。しっかり振ることができる土台作りを自分の中のテーマでやっている」と気合満々の表情で語った。昨季は持ち前の勝負強さで得点力不足解消を期待されていたものの、左ヒザの故障もあり、大きく期待を裏切った。

 

 そのリベンジに燃えている福留をオマリーコーチは「フクドメ、スゴイネ。30本塁打いく可能性はある。昨年はヒザが痛かったから成績が残らなかったが、今季は状態もいい。スイングが素晴らしいよ」と絶賛。その上で「福留とも対戦しようと思っている」と明かした。

 

「対戦」とは打撃投手として福留に投げることだ。キャンプ初日から3日連続で打撃投手を務めているオマリーコーチ。意外にも「オマリー投手」の評価はすこぶる高い。狙ったところに投げ分ける絶妙な制球力。球種も直球だけでなくカーブ、ナックル、シュートなど豊富で実戦を想定した打撃練習もできる。そして、球質が軽いためナインも「よく飛ぶので気持ちよく打つことができる」と指摘する人気の打撃投手なのだ。

 

 さらに、大きな体で顔を真っ赤にして投げる姿に「あの巨体で必死に投げられたら、選手だって応えざるをえない」(ある若手選手)とテンションもアップ。投球中に「グッド!!」「オシ!!」などと声をかけて選手を盛り上げるため「あれは選手の気持ちも乗りますよ」(球団関係者)。プラス効果のオンパレードとあって復活を期す福留にとってはぴったりのサポート役だ。

 

「肩の状態はいい。オフに肩を作ってシェイプアップもしてきた」とオマリー投手の調子は絶好調。打撃指導はもちろん右腕でもチームの最重要課題となっている得点力不足解消に貢献する。