ソフトバンクの新助っ人・李大浩内野手(31=前オリックス)が29日、ヤフオクドームで入団会見。「優勝できるチームと思って(ソフトバンク入りを)決めた。体もいい状態なので合流して練習するのが楽しみ。頑張って福岡の英雄になりたい。(本塁打は)30本は打ちたい。シーズンが終わって監督を胴上げするのが第一の目標」と新天地での活躍を誓った。

 2012年からオリックスでプレーし、通算で打率2割9分4厘、182打点、48本塁打の成績を残した新大砲。会見に同席した秋山監督は4番の座こそ確約しなかったものの「そこを打っていた経験は大きい。持っているものを出してくれたらそういうところ(4番)に落ち着くと思う。やってくれると思う」と期待を寄せた。

 そんな李大浩には九州最大の歓楽街・中洲の観光協会も熱視線。「ぜひ遊びに来てほしい。活躍してくれれば韓国のお客さんも増えるでしょうからね」という。同協会では昨夏、記載されたフレーズをペンでなぞると、日・英・中・韓の4か国語に訳したものが聞ける音声ペン付きガイドブックを作ったそうで「これがあれば日本人の女の子相手でも盛り上がること間違いなしです」と担当者。現在、載っているフレーズは「あなたは笑顔がステキですね」「一緒に踊りませんか」「歌が上手ですね」などがあるが「李大浩選手に要望があれば、それにのっとって増やします」というほどだ。

 通訳の鄭唱龍(ジョン・チャンヨン)氏によると「(李大浩は)シーズン中はいつも飲まないけど、中洲に行くのはすごく楽しみにしていたよ」とのこと。鷹の新大砲は中洲でも人気者になりそうだ。