FA移籍の鶴岡 狙うはエース摂津の“恋人”

2014年01月28日 11時00分

キャッチボール中に武田(右)と談笑する鶴岡。定位置確保に向け投手陣とのコミュニケーションは欠かせない

 日本ハムからFA移籍したソフトバンクの鶴岡慎也捕手(32)が27日、福岡市東区の西戸崎合宿所で自主トレーニングを公開した。札幌、徳之島、宮古島、再び札幌とトレーニングを重ね、ようやく福岡に姿を見せた鷹の正妻候補の今季の目標は、盗塁阻止率の向上。2010年、11年に盗塁王となった本多にもアドバイスしてもらいながら、パ・リーグ一の「盗塁させない捕手」になる。

 

 

 鶴岡の昨季の盗塁阻止率は1割8分8厘で、規定試合数に到達したパ・リーグの捕手7人の中で最低だった。「1回刺せなかったことで、流れに乗れなかった」と反省し、阻止率向上をテーマに「オフはここまで重点的に(練習を)やってきた」という。


 ソフトバンクには「昨季まで顔も見たくなかった」という本多がいる。これまで足で散々苦しめられた難敵が心強い味方となった。鶴岡は「逆にアドバイスをもらいたい」。元盗塁王に相談しながら、阻止率向上のためのワザを磨いていくつもりだ。


 盗塁阻止やリードは一人でできることではない。投手などの協力が不可欠。チームメートといかにコミュニケーションを深めていくかが重要となる。そこで鶴岡は「右も左もわからないので積極的に話し掛けていきたい」。


“扇の要”としてチームのことを知らなければならない。入団が決まってからは球団から渡された映像などを入念にチェック。ある程度は予習してきたという。「やっぱり摂津のコントロールはすごい。シンカーでミスしないのは、うちの試合(対日本ハム戦)だけじゃなかったんだとわかりました」。キャンプのブルペンでは誰よりもたくさん球を受けて“生きた鷹情報”をしっかりと身に着けていく。


「全試合に出るつもりで来た」という鶴岡は、昨季チーム最多の25試合に登板したエース摂津の女房役にも立候補する。これまでは細川とのコンビが“鉄板”だった。エースの相棒になるのは簡単なことではないが「組ませてもらえるように頑張りたい」とキャンプ、オープン戦で猛アピールしていくつもりだ。


「勝つためだったら何でも惜しまずやります」と鼻息を荒くする鶴岡。地元九州でこれまで以上の活躍を見せていく。