銃刀法違反で逮捕された元ソフトバンク選手の“素顔”

2014年01月24日 16時00分

 福岡県警直方署は23日、銃刀法違反の疑いで、元福岡ソフトバンクホークス選手の住所不定、無職溝口大樹容疑者(29)を現行犯逮捕した。午前9時15分ごろ、北九州市八幡西区のコインランドリー駐車場で、軽乗用車に積んだバッグに刃渡り16センチの包丁を入れていた疑い。直方署によると「自殺するために持っていた」と供述している。

 

 溝口容疑者は2002年にソフトバンクの前身であるダイエーにドラフト4位で投手として入団。しかし、1年目の春季キャンプ終了後に福岡で同僚選手と門限を破って外出している時に交通事故に遭って謹慎処分。さらに同年6月には寮から抜け出そうとして2階から飛び降りて右足を複雑骨折した。成績も振るわず結局、05年に戦力外通告を受けて引退している。

 

 チーム在籍時から指摘されていたのが精神面の弱さ。退団後は北九州市内の整形外科で働くかたわら、柔道整復師の資格を取得するためにスクールに通っていたが、昨年10月に整形外科から解雇されていた。体調不良もあったようで、チーム関係者は「かなり悩んでいるとは聞いていたが…」と話した。

 

 ソフトバンクでは11年に元選手が被災地から電線を盗み逮捕。12年には現役選手が強制わいせつで逮捕されている。「残念でならない。最近でいえば第2の人生についての講習や支援にも力を入れているし、新人選手にもそういったオリエンテーションをしているが…」と球団関係者は沈痛な表情だった。