相内 2度目不祥事発覚の不可解…西武への嫌がらせ説浮上

2014年01月23日 18時00分

早くも2度目の不祥事を起こしてしまった相内

 西武は22日、2年目の相内誠投手(19)が未成年にもかかわらず飲酒、喫煙していたことを公表し、この日から6か月間の対外試合出場禁止、夜間外出禁止処分を下したことを発表した。

 

 飯田則昭球団専務は埼玉・所沢の球団事務所で会見し「我々の管理不行き届き。指導が足りず申し訳なく思っている」と陳謝し、管理責任のある球団側の処分も検討すると語った。

 

 球団によると14日に球団公式ホームページの意見欄に相内が都内で飲酒しているとの投書があった。本人に確認したところ、これを認め昨年11月と12月に都内の飲食店で数回、友人らと飲酒、喫煙していたという。

 

 12年ドラフト指名後に無免許運転の上、スピード違反で千葉県警に摘発された経緯のある相内だけに再びの醜態に同情の余地はない。チーム関係者は「生い立ちの問題とか同情する面はいろいろあるけど、今回の一件は言語道断。社会人としての常識を知らないはずはないのだから、あいつに期待していた人間はみんな裏切られた気持ち」とバッサリ反省のない右腕を突き放している。

 

 その一方で、今回の不祥事発覚の経緯には不可解な側面も多く、西武グループ内では「球団やホールディングス(HD)への意図的な嫌がらせなのでは」といった臆測もある。なぜ通報者は昨年末には知り得ていたであろう相内の醜聞を、1月14日のタイミングで球団HPに投稿という形で知らせてきたのか。よほどコアなファンでない限りまず分からない相内を通報者はどのように認識できたのか、などの疑問がその根拠となっている。

 

 書き込みのあった14日というのは西武HDが対立関係にあった筆頭株主、米投資ファンド・サーべラスと株式再上場の方向で合意した報道があった直後。翌15日、東京証券取引所に上場申請をしたタイミングだった。

 

 昨年暮れからサーべラス側との和解、申請のタイミングを計っていた西武HD側にとって最も警戒していたのがこの手の醜聞だった。今のところ相内問題と上場申請妨害の関連は不明だが、今回の問題発覚は果たして何かの予告や予兆なのか。過去にも嫌がらせ目的と見られる事件(異物混入事件)は起きていただけに…。球団だけでなくグループ内で静かに不安が広がっている。

 

異物混入事件…2012年5月20日午後1時15分ごろ、西武ドームに併設されたレストラン「獅子」でバイキング形式で提供されるカレーに長さ4センチのたばこの吸い殻が入っているのを女性客が発見する騒動が発生。同レストランを運営する西武レクリエーションは即座に原因を調査、再発防止策が決まるまでの間、自主的な営業休止を発表した。西武を困らせたい何者かが、故意にたばこの吸い殻を入れた可能性も捨てきれないため、球団は警戒を強めた。