勝負弱さ解消へ阪神が「耳栓作戦」

2014年01月26日 11時00分

若手の練習を視察する和田監督

 2005年を最後に8年間もリーグ優勝から遠ざかっている阪神が、秘密兵器導入で弱点克服をもくろんでいる。

 

 ある球団幹部は「いいかげんに勝負弱いという弱点を克服しないといけない。原因は何なのか。精神的な面も関係していると思われるので専門家の話を聞いたり、専門書を調べたりしているんだけどね。なかなか、これという解決策が見つからない」と話す。

 

 昨年は8月下旬の巨人との直接対決に3連敗して一気に後退し、クライマックスシリーズ(CS)も広島に2連敗で敗退した。06年から3年連続で優勝争いをしながら勝ち切れず、短期決戦のCSを勝ち抜いたことは一度もない。

 

 そこで、あるグッズに注目が集まっている。耳栓だ。米プロフットボール・NFLでは本拠地の観客が相手チームの攻撃を邪魔するために100デシベル以上の騒音を出すこともある。この中で集中力を保つために敵地では耳栓を着用する選手もいる。過去には球界でも耳栓を愛用していた選手がいた。

 

 これらの情報をもとにチーム関係者は「ブルペンではすごくいいボールを投げるのに、マウンドに行くとおかしくなってしまう投手。チャンスになると打てなくなってしまう打者。大観衆のブーイングやヤジに影響される選手もいた。プレーに集中させるために耳栓は有効かもしれない」と指摘。別の関係者も「昔は耳栓の違和感が気になってやめた、ということもあったようだけど今は耳栓も進化して、違和感が少ないものもある。試してみる価値は十分にある」と推奨する。

 

 効果のほどは未知数だが、“負の伝統”を断ち切るためには考えられる手を尽くすしかない。耳をふさいだ虎が9年ぶりVに突き進むかも!?