広島・栗原が完全復活に向けて春季キャンプでの猛アピールを誓った。

 栗原は22日、廿日市市内の大野練習場を訪れ、キャッチボールやマシン打撃などで汗を流した。7日から10日間ほどは知人のトレーナーとともに神戸市内で自主トレを敢行。初の試みだったが「体の使い方など、いろいろアドバイスをもらいながらできた」と手応えを口にした。

 明日24日からは宮崎・日南に先乗りしキャンプインに備えるが、打撃練習ではフォーム定着のために“柵越え制限”を設けるという。

「しっかりと体重を乗せて打つことを意識している」と、この日の打撃練習でも体重移動を入念にチェックするなどフォームは固まりつつある。この調子でいけば、キャンプ地の天福球場での柵越えも簡単なように思えるが「外でやるようになればカンカン打ちたくなるが、崩れたまま打ってはダメ。しっかりと捉えて打つ。たまたま(スタンドに)入っても自信にはならない。しっかり打てれば、入らなくてもゲームでは生かされる」。まずはフォーム固めに専念し、飛距離は意識しない方針だ。

 復活を期す栗原に、ともに練習したチームメートの菊池は「去年もシーズン中に温かい言葉を掛けてくれた。(栗原が一塁なら)投げやすいしカバーしてくれる。栗原さんならやってくれる」と2人で一、二塁間を組むことを熱望する。

「感じは悪くないのでどんどん結果を出していきたい」と話した栗原。完全復活を果たしたいところだ。