岸に求められる西武ナインの“なれ合いムード”一掃

2014年01月22日 16時00分

自主トレを公開した岸

 早くもエースの自覚は十分だ。西武・岸孝之投手(29)が21日、西武第二球場で行っている自主トレを公開。すでに伊原新監督から2年連続となる開幕投手を言い渡されたことから「(通達が)早いなと思いました。でも逆にプレッシャーもかかって、しっかりそこに合わせていこうかなという気持ちになった」と述べ、強い自覚をのぞかせた。

 

 自身が目指すエース像についても「相手チームのエースと投げ合ってどれだけ勝てるか。それが価値を高めると思うし、去年のマー君やエースと言われる人たちはしっかり15勝以上している」。2009年にマークした自己ベストの13勝超えを宣言した。

 

 勝ち星だけではない。涌井のロッテ移籍と石井一の引退により、押し出される形でエースとなった8年目右腕に求められるのは投手陣のムード改革だ。野球に対しては他人の手本となるプロの姿勢を見せながらも、いつもは“ゆるキャラ”――。そういう姿勢の涌井と石井一が投手陣に独特の雰囲気を作り出したこともあって、周囲は「なれ合いムードの一掃」をエースに求めている。

 

 もちろん涌井と石井一の功績は決して否定されるものではないが、負け試合後などに漂う野手陣との温度差が時にあつれきを生み出すこともあった。それだけに多くの球団及びチーム関係者が「やはり理想のリーダー像は規律を重んじ言葉や姿勢で回りを引っ張っていけるタイプ」と口を揃えて、新リーダーへ指名された岸に大きな期待を抱いている。