藤浪に「若手捕手育成」の大仕事

2014年01月22日 16時00分

捕手育成を期待される藤浪(左)は、2年目の捕手・小豆畑(手前)に気合を注入!?

 阪神・藤浪晋太郎投手(19)にさらなる大仕事が舞い込んだ。若手捕手が育たないという長年の悩みを解決する救世主に指名されたのだ。

 

 藤浪の球を受けたベテラン捕手・藤井は「真っすぐの質が良くなっていた。いい真っすぐだった。モノが違う。マー君も年々、コントロールもボールも良くなってきたからね」と楽天時代にバッテリーを組んだ田中将大と比較しながら大絶賛した。当の藤浪は「真っすぐの感じは自分ではわからないけど、受けてもらった方にそう言ってもらえるのはありがたい。この時期の調整としてはいいですね」と、いつものように涼しい顔だ。

 

 周囲の予想を上回る“進化”を見せている19歳右腕。2年目のシーズンに向けて期待は高まるばかりだが、球団では深刻な捕手問題を打開する切り札としても注目している。

 

 コーチの一人は「捕手の成長というのは投手の力も必要。若いうちは実績のある投手に引っ張ってもらって、いろいろと勉強していく。藤浪は十分に力のある投手だし、今から若い捕手と組ませて一緒に成長させるということも考えていかないといけない」と腹案を明かす。

 

 藤浪に頼らなければならない切実な事情もある。チーム関係者は「投手も捕手も主力が30歳以上。近い将来、一気にメンバーが入れ替わるのは確実だが、今のままだと経験がない若いバッテリーを起用しなければいけないことになってしまう」と不安視。その上で「これを避けるためにも今年から若い捕手を積極的に起用していく必要がある。能見やメッセンジャーは藤井と相性がいい。そう考えたら藤浪の時に若い捕手を使うのがベスト。藤浪は自分で考えることができるタイプだから、若い捕手でも大丈夫だろうし、捕手が勉強になる投手だと思う」と期待を寄せているのだ。

 

 藤浪の実力は捕手陣も認めるところ。2月1日のキャンプインから藤浪がバッテリーを引っ張る姿が見られそうだ。