巨人ナインに「ソチ五輪観戦」の珍指令

2014年01月22日 10時00分

次は五輪観戦指令!! 次々と珍法案を導入している原監督(顔写真)の狙いは…

 巨人で“珍法案”が立て続けに可決されている。新人に向けて「喫煙・ブログ・ツイッターの禁止」が言い渡されたのを手始めに、今度は全選手を対象として試合中にガムをかむことも厳禁とされる見込みとなった。そして最後に発令されそうなのが「ソチ五輪観戦指令」。首脳陣によれば、冬季五輪にはGナインに求められている重要な課題が隠されているという――。

 

 これまで明らかになった発令には、それぞれ理由がある。禁煙に関しては世の流れであり、個人ブログやツイッター類の使用を禁ずることについては球界でも“炎上騒動”が相次いでいる状況を重く見ての措置。今回は新人のみが対象となったが、球団関係者によれば「今後は全選手を対象に広げることも検討していく」という。

 

 また試合中のガムに関しては集中力を高める効果があるとされる一方、球団内外で「見苦しい」という声も根強かった。桃井球団社長が年頭あいさつで示した「チームにも規律を求めていく」という方針にのっとり「紳士たれ」の巨人にはそぐわない行為と判断された。

 

 それでは現在、首脳陣間で検討されているキャンプ中の「ソチ五輪観戦指令」にはどんな意味があるのか。実は、このテレビ観戦こそが先日のスタッフ会議で白石オーナーが現場へ課した「選手のメンタル強化」につながるという。チームスタッフが、次のようにその趣旨を説明した。

 

「今年のキャンプでは、オーナーの意を受けた監督の方針で、練習から『1球目、1投目を大事に』という意識付けをしていく。4年に1度の五輪はまさに一発勝負。そこにかけるトップアスリートの姿に学ぼうということです」

 

 解説者時代に五輪取材経験がある原監督は常々「他競技に見習うべき点は多い」と話している。最近もスキージャンプ女子の高梨沙羅(17=クラレ)のW杯での活躍を見て、周囲に「あの勝負強さは素晴らしい」と感嘆していたという。どうやら五輪観戦を通じ“勝負師”としてのここ一番の集中力を自軍選手にも学ばせようという狙いがあるようだ。

 

 だがソチ五輪の開幕は来月7日。大会期間はキャンプの真っ最中だ。日本との時差は5時間で主要競技の放送は夜中がメーンとなる。選手に宿舎内でのテレビ観戦を奨励することになるというが、寝不足は心配ではないのか。

 

 前出スタッフは「もちろん『練習に響かない程度に』ということ。それに多少夜更かししても、街に繰り出すよりはいいでしょう」。

 

 つまり“夜遊び防止”という目的も含まれているのだ。

 

 こうなると、今年の巨人キャンプの朝は五輪の話題一色になることは確実。選手はしっかり“予習”しておかないと、話題に乗り遅れるだけでは済まない。