〝清武ショック〟で巨人の宮崎キャンプ消える?

2012年02月01日 10時00分

巨人のキャンプ地・宮崎が〝清武ショック〟におびえている。宮崎といえば、言わずと知れた清武英利元球団代表兼GMの生まれ故郷。近い将来2次キャンプ地・沖縄への完全移行もささやかれるなか、その〝ストッパー役〟ともいえた清武氏が失脚したことに、宮崎市民は戦々恐々だというのだ。

 球界を揺るがした「清武の乱」が、思わぬ波紋を広げてしまった。清武氏の“お膝元”ということで、今年で54年目となる伝統の宮崎キャンプが近い将来無くなってしまうのではという不安だ。


 昨年から沖縄での2次キャンプがスタートしたことで心配の声も上がったが、施設面で一、二軍が同時に行うのは難しいなどの理由もあり、しばらくは宮崎、沖縄の2部体制で行われることになっている。しかし、その方針も清武氏が球団代表時に打ち出されたもの。宮崎市民のなかには少なからず「地元出身の清武さんがいるうちはキャンプは大丈夫」との思いもあっただけに「今回の問題があったことで『キャンプ地はどうなるんですか?』と心配する方もいるんですよ」(市の関係者)となっているのだ。


 清武氏も故郷でのキャンプとあって、関係者へのアドバイスも欠かさなかったという。


「『沖縄の歓迎イベントもすごかった。来年も頑張れ』といっていただいたりもした」と「読売巨人軍宮崎協力会」の関係者は語る。


 そんな声を察知したのか、長嶋茂雄終身名誉監督(75)が今年は2004年に脳梗塞で倒れて以来、初めて1泊2日で宮崎キャンプを訪れる予定でいる。清武ショックを払拭する狙いもあるのだろう。


「(清武氏からは)お褒めの言葉や、サービス面でのアドバイスをいただいたことはありました」と語るのはチーム宿舎の関係者。今年は食堂の内装をリニューアルしたり、岡崎ヘッドコーチが「素振り部屋」の設置を明言したことで「利用できる部屋の候補を出しています」と受け入れ態勢は万全。「清武氏失脚で心配はあるか?」の問いには「宮崎キャンプ50周年の時に、球団の方が『(沖縄移行は)全然ない』というコメントもありましたし、それを信じるしかないですね」と語ったが、やはり不安の色をのぞかせた。


 そうそう簡単に移行することはないだろうが、清武氏が巨人と宮崎を結ぶ強力な「かすがい」になっていたのも事実。キャンプ地の今後が気になるところだ。